Mar. 05, 2026
【レビュー】Paragon(パラゴン)│コーヒーの個性を引き出すブリューイングデバイス
〈Paragon〉は、抽出したコーヒーを急冷するためのツール。ドリッパーからサーバーへと液体が落ちる、そのほんの一瞬にだけ介入する。
実は、コーヒーは抽出を終えた直後から空気との温度差によって一部の香りが抜けてしまう。とくに繊細で華やかな香りほど、その影響を受けやすいとされている。そうした「本来は感じられるはずだったフレーバー」を、できる限り液体の中に留めるために開発されたのが〈Paragon〉だ。
photo&text : Rui Shibata

Nucleusのコーヒー器具〈Paragon〉
〈Paragon〉の発売が数年前に発表されたとき、とても気になったものの、コーヒーを抽出するために必須ではないことと、その価格を見て当時は購入を見送っていた。
今やっと触れる機会を得られたので、実際に使いながらその効果のほどを体験していきます。
先述したように、〈Paragon〉は抽出液を即時冷却するためのツールだ。
ドリップスタンドには3つのホルダーが備えられている。上段はドリッパー用。中段は抽出液を急冷するためのアイスロック用。そして下段が液受け用のホルダーだ。
アイスロックにしっかりと抽出液を当てることで〈Paragon〉の効果が発揮される。そのため、ドリッパーは抽出液が一点に集まりやすい円錐形のものが向いている。
〈Paragon〉で実際にコーヒーを抽出してみる
パラゴンを使用して抽出。味わいにどんな変化が生まれるのかを試してみます。
どうやら、浅煎りや中煎り程度の焙煎度がパラゴンには適しているとの情報だったので、それに従っていざ…。
抽出中にどれくらいアイスロックに当てて冷やすかによっても、テイストに違いが出るようです。ただ、抽出後半までアイスロックに当て続けてしまうと、好ましくない成分まで強調してしまうのでいい塩梅を見つける必要がありそう。それに、アイスロックに当て続けると出来上がりの温度も低くなる点に注意ですね。
さて、味わいの違いですが質感に違いが出たかなと。しっとりしたというか、とろみがついたように感じます。それに伴って甘さが増したような印象です。
何度かアイスロックを外すタイミングを変えて抽出してみましたが、たしかに味わいは変わっていたし、アイスロックをひっぱりすぎるとネガティブな味わいを感じるコーヒーになることもありました。豆の種類によってテイストの変化の仕方も変わるから、試行錯誤が必要そうです。
使い方には少しコツがいるものの、コーヒーのフレーバーをより楽しみたい人にとっては面白い器具だと思う。気軽に購入できる価格ではないけれど、コーヒーラバーとしては試してみたくなる魅力が詰まった器具でした。
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実は、コーヒーは抽出を終えた直後から空気との温度差によって一部の香りが抜けてしまう。とくに繊細で華やかな香りほど、その影響を受けやすいとされている。そうした「本来は感じられるはずだったフレーバー」を、できる限り液体の中に留めるために開発されたのが〈Paragon〉だ。
photo&text : Rui Shibata


Nucleusのコーヒー器具〈Paragon〉
〈Paragon〉の発売が数年前に発表されたとき、とても気になったものの、コーヒーを抽出するために必須ではないことと、その価格を見て当時は購入を見送っていた。
今やっと触れる機会を得られたので、実際に使いながらその効果のほどを体験していきます。
先述したように、〈Paragon〉は抽出液を即時冷却するためのツールだ。
ドリップスタンドには3つのホルダーが備えられている。上段はドリッパー用。中段は抽出液を急冷するためのアイスロック用。そして下段が液受け用のホルダーだ。
アイスロックにしっかりと抽出液を当てることで〈Paragon〉の効果が発揮される。そのため、ドリッパーは抽出液が一点に集まりやすい円錐形のものが向いている。
〈Paragon〉で実際にコーヒーを抽出してみる
パラゴンを使用して抽出。味わいにどんな変化が生まれるのかを試してみます。
どうやら、浅煎りや中煎り程度の焙煎度がパラゴンには適しているとの情報だったので、それに従っていざ…。
抽出中にどれくらいアイスロックに当てて冷やすかによっても、テイストに違いが出るようです。ただ、抽出後半までアイスロックに当て続けてしまうと、好ましくない成分まで強調してしまうのでいい塩梅を見つける必要がありそう。それに、アイスロックに当て続けると出来上がりの温度も低くなる点に注意ですね。
さて、味わいの違いですが質感に違いが出たかなと。しっとりしたというか、とろみがついたように感じます。それに伴って甘さが増したような印象です。
何度かアイスロックを外すタイミングを変えて抽出してみましたが、たしかに味わいは変わっていたし、アイスロックをひっぱりすぎるとネガティブな味わいを感じるコーヒーになることもありました。豆の種類によってテイストの変化の仕方も変わるから、試行錯誤が必要そうです。
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