Coffee – レシピ | 2023.06.30
美味しい『急冷式』アイスコーヒーの作り方。私のレシピ
夏に近づくにつれて、ホットコーヒーを飲む頻度が減り、反対に氷を目一杯入れてキンキンに冷やしたアイスコーヒーを飲む頻度が増える。
グラスは湯気ではなく汗をかくようになり、テーブルに小さな水たまりを作る。
そんな光景を見ると、夏が近づいてきたなーと感じる。
今回は私が自宅で淹れている急冷式アイスコーヒーのレシピを紹介。
『急冷式』アイスコーヒーの作り方
「急冷式」という名の通り、淹れたてのホットコーヒーを氷で急速に冷やすことで作るアイスコーヒー。
アイスコーヒーには「急冷式」のほかに「水出し」という抽出方法もあるんだけど、そちらはまた別の機会に。
低温長時間で抽出する水出しコーヒーと比べると、香り高くて味の輪郭がはっきりしているというのが個人的なイメージ。
それと、飲みたいと思った時にパッと作れてすぐに楽しめるのも強みかな。
急冷式でアイスコーヒーを美味しく淹れるポイントは<濃い>コーヒーを抽出すること。
ホットコーヒーを氷で急冷するわけだから、溶けて濃度が薄まる。だから、氷が溶けてちょうど良い濃度になるように濃いコーヒーを抽出する必要がある。
それでは私のレシピ紹介を。
人の数だけレシピはあるから参考程度に留めて欲しい。
レシピを構築する時のコンセプトは「ほどよい苦味とコクがあり、余韻にほんのり甘さを感じられるコーヒー」と「何度もレシピを見返す必要のないシンプルなレシピ」の2つ。
なので、使うコーヒー豆は中深煎り〜深煎りの豆でお湯を注ぐ回数は2回。ちなみに使うドリッパーはHARIO V60を。
「シンプルで美味しい」が個人的には一番嬉しいからね。
他にも、一回の抽出でマグカップ一杯分はほしいな、とか豆は100g単位で購入することが多いからちょうど使い切れる分量の豆を使いたいな、とか考えながらレシピを作ってる。
材料
コーヒー豆(中細挽き) | 20g |
お湯(90~95℃) | 150ml |
氷 | 70g~ |
【】内は目安タイム。ちなみに、お湯を注ぎ始める前に氷をサーバー(グラス)に入れておく。
コーヒー抽出における「蒸らし」は、コーヒーの成分を十分に引き出すための準備工程。
粉に少量のお湯を注いでガスを抜いて、この後にお湯を注いだ時にお湯と粉が余すことなく接触するようにしてあげる。
もう少し話すと、コーヒーの成分には抽出しやすい成分とそうでない成分がある。
大まかに酸味はとても抽出されやすくて苦味はされにくい。
私のレシピのコンセプトは「程よい苦味とコクがあり、余韻にほんのり甘みを感じられるコーヒー」だから、「蒸らし」を行うことで抽出されにくい「苦味や甘み」に起因する成分を引き出してコク、重厚感の感じられるコーヒーにする。そのために「蒸らし」を行う。
ちなみにスプーン等を数回差し込むのは、お湯を粉全体に浸透させるため。
お湯を細くゆっくり注ぐことで粉とお湯の接触時間を長くする。
粉とお湯の接触時間が長いほど成分がよく抽出されるから、ゆっくり注ぐことでコーヒーの濃厚な味・コクを引き出す。
細くゆっくり注いで濃厚なコーヒーを引き出した後は、待つことなくお湯を太くして勢いを強める。そうすることで、粉とお湯の接触時間を少なくする。
「コーヒーの抽出はやめどきが大切」とは言ったもので、長く抽出しすぎると舌の上に長く残る嫌な苦みやえぐみが出てくる。
だから、コーヒーの成分を十分かつ過度に抽出しないためにここでは勢いを強めてコーヒーを素早く抽出する。
落ち切りまでやると雑味が気になる、と言うのを聞くけど個人的には気にならないから落ち切りまでやってる。
豆の品質にもよるかも?
気になるなら落ち切り前に取り除いてもいいと思う。自由にアレンジしてみて!
私は急冷式アイスコーヒーを作るとき、こんな感じのレシピで淹れてる。
ちょっと濃いな、と思ったら挽き目を粗くしてみたり抽出時間を早くしてみたり。
自由にアレンジしながら試してみてほしい。
そうしているうちに「これ美味しいな。」と思うレシピが見つかると思う。
それでは。