美味しいコーヒーを淹れるために知っておきたい『コーヒーの味を変える要因』

Column | 2022.09.10

美味しいコーヒーを淹れるために知っておきたい『コーヒーの味わいを変える要因』


Index

始めに …………………. No. 01 /05

どんな豆を使うか …………………. No. 02 /05

どんな水を使うか …………………. No. 03 /05

どんな淹れ方をするか …………………. No. 04 /05

最後に …………………. No. 05 /05


私が思う自分でコーヒーを淹れることの面白さって、ある程度好きなように風味をコントロールできることだと思う。

コーヒーを淹れる器具もたくさん種類があって、その器具ごとの特徴を掴んで自分好みな風味のレシピを探る。

それがひとつの醍醐味かなと。

だから、ぜひコーヒーがどんな要因で味を変化させているのかを知ってほしい。

それを知ることで、「もっとコクを出したい」とか「もっと軽やかで飲みやすく淹れたい」とか、そう思ったとき味をコントロールできるようになる。

好みって人それぞれあるから、「美味しいコーヒー」の正解は人の数だけ存在する。

ぜひ、コーヒーの味を変える要因を知って、自分にとっての正解を見つけてほしい。

コーヒーショップに立ち寄ると、ショーケースに数多くの種類のコーヒー豆がズラッと並んでいる光景を見ることができる。

その一つ一つに特徴があって個性がある。

だから、どんな豆を使うかでコーヒーの味のほとんどが決まってくる。

豆そのものの品質や生産国の違い、精製方法に焙煎度、保存状態などたくさんの要素からコーヒーの風味は形作られている。

ぜひ、いろいろな種類のコーヒー豆を試して好みの傾向を探ってみてほしい。

あまりコーヒー豆を試したことがない人は、個人的なおすすめは「焙煎度の異なる豆」と「精選方法の異なる豆(水洗式と非水洗式)」を試すことかな。

風味の違いをはっきり感じられるから、自分好みな傾向をある程度絞り込めると思う。

覚えておいてほしいことは、美味しいコーヒーを淹れるために、何をとっても「豆ありき」という事実は揺るがないということ。どれだけ上手く焙煎されていても、どれだけ上手く抽出してもコーヒー豆そのものの品質が悪いとそれ相応の味にしかならない。

だから、できるだけ品質の良い豆を購入して適切な保存状態を。

これが美味しいコーヒーを淹れるための第一歩かな。

1杯のコーヒーに占める水の割合は全体の98~99%にも及ぶ。

だから、コーヒーの抽出に使う水の水質は味に大きく影響する。

注目するのは硬水か軟水か。

水のミネラル含有量が多いと苦味が強く出るとか、コーヒー成分の抽出のされやすさが変わるとか、そう言った記述を見たことがある。

私自身、定量的に検証したことがないので何が正解なのか、もしくは全て正解なのかわからないけど、硬水を使うか軟水を使うかによって「コーヒー味が変わる」のはたしか。

それと、個人的には味わいの違いに加えて、硬水の方が喉を通りにくいかな?とも感じてる。

ただ、どちらが優れている、というものではなくそれぞれに特徴があって、飲む人の好み次第。

コーヒーは嗜好品、自分の好みに従って楽しむのがいい。

ちなみに私は水道水で淹れている。味に不満はないし手軽に手に入るからね。

あと今回は特に言及していなかったけど、水のpHも味わいに影響を与えると言われている。

豆選びや抽出方法だけでなく水にまで拘り出したら、もうただのコーヒー好きじゃなくてコーヒーオタク名乗って良いのでは?

コーヒーの風味を決める上で最も不安定なのが「どんな淹れ方をするか」かな。

コーヒー粉とお湯の比率だったり、挽き目やお湯の温度などなど、変数がたくさんあって味を形作る上で大切な部分。

上手くそれぞれの要素を微調整して自分好みの味を探すのが難しいところでもあり楽しいところ。

豆の種類、焙煎度、風味の強弱を確認して豆ごとにどんな調整をすれば豆の良さを引き出せるか、を考えるのが楽しい。

あとは、触れておくべきは「ハンドドリップ」かな。

実は、ハンドドリップで味を安定させるのはとっても難しい。

なぜなら、「粉とお湯が触れている時間がよくわからない」から。

お湯を注いだらコーヒーの層を通過してサーバーに落ちていくわけだけど、連続的にお湯を注ぎ続けるのと数回に分けてお湯を注ぐのとでは粉とお湯の接触時間が微妙に違ってくる。

それに、ドリッパーの種類やお湯を注ぐ速さなんかでも接触時間に違いが出てくる。

そうなると「抽出時間(粉とお湯との接触時間)」が変わってくるから味わいも変わってくる。

コーヒーメーカーなら、設定通りに毎回同じくお湯を落としてくれるから安定するんだけど、人間の手作業だとどうしてもブレが出る。

ここがハンドドリップの難しいところでもあり、面白いところでもあるんだけどね。

それに、もう少し突き詰めると蒸らしはするのか、とか蒸らしの時間は?、撹拌するのか?などで風味に変化をつけられるから自由度が高いのが魅力。

ここまで考えるようになったら、「ようこそ。コーヒー抽出の底なし沼へ。」といってもいいかも?

コーヒーの風味を決める要因について書いてきたけど、正直すべてに気を配ってコーヒーを抽出するのはとても大変。

例えばお店でお客さんに提供するなら、スタッフ誰が淹れてもある程度同じクオリティのコーヒーを抽出できるようにしないといけないかもしれない。

だけど、あくまで家で自分が飲むために淹れるのなら、遊びに来た友人に提供するだけなら、それほど木を配ることなく自分が美味しいと感じるコーヒーが抽出できたのならそれでいいと思ってる。

だから私は、日々淹れるごとに変わるちょっとした風味の変化も楽しみながらコーヒーを楽しんでいる。

「ここを変えれば風味がこんな風に変わりそうだなー」なんて気軽に考えながらコーヒーを淹れて楽しんでほしい。

Column | 2022.09.10

美味しいコーヒーを淹れるために知っておきたい『コーヒーの味わいを変える要因』


私が思う自分でコーヒーを淹れることの面白さって、ある程度好きなように風味をコントロールできることだと思う。

コーヒーを淹れる器具もたくさん種類があって、その器具ごとの特徴を掴んで自分好みな風味のレシピを探る。

それがひとつの醍醐味かなと。

だから、ぜひコーヒーがどんな要因で味を変化させているのかを知ってほしい。

それを知ることで、「もっとコクを出したい」とか「もっと軽やかで飲みやすく淹れたい」とか、そう思ったとき味をコントロールできるようになる。

好みって人それぞれあるから、「美味しいコーヒー」の正解は人の数だけ存在する。

ぜひ、コーヒーの味を変える要因を知って、自分にとっての正解を見つけてほしい。

コーヒーショップに立ち寄ると、ショーケースに数多くの種類のコーヒー豆がズラッと並んでいる光景を見ることができる。

その一つ一つに特徴があって個性がある。

だから、どんな豆を使うかでコーヒーの味のほとんどが決まってくる。

豆そのものの品質や生産国の違い、精製方法に焙煎度、保存状態などたくさんの要素からコーヒーの風味は形作られている。

ぜひ、いろいろな種類のコーヒー豆を試して好みの傾向を探ってみてほしい。

あまりコーヒー豆を試したことがない人は、個人的なおすすめは「焙煎度の異なる豆」と「精選方法の異なる豆(水洗式と非水洗式)」を試すことかな。

風味の違いをはっきり感じられるから、自分好みな傾向をある程度絞り込めると思う。

覚えておいてほしいことは、美味しいコーヒーを淹れるために、何をとっても「豆ありき」という事実は揺るがないということ。どれだけ上手く焙煎されていても、どれだけ上手く抽出してもコーヒー豆そのものの品質が悪いとそれ相応の味にしかならない。

だから、できるだけ品質の良い豆を購入して適切な保存状態を。

これが美味しいコーヒーを淹れるための第一歩かな。

1杯のコーヒーに占める水の割合は全体の98~99%にも及ぶ。

だから、コーヒーの抽出に使う水の水質は味に大きく影響する。

注目するのは硬水か軟水か。

水のミネラル含有量が多いと苦味が強く出るとか、コーヒー成分の抽出のされやすさが変わるとか、そう言った記述を見たことがある。

私自身、定量的に検証したことがないので何が正解なのか、もしくは全て正解なのかわからないけど、硬水を使うか軟水を使うかによって「コーヒー味が変わる」のはたしか。

それと、個人的には味わいの違いに加えて、硬水の方が喉を通りにくいかな?とも感じてる。

ただ、どちらが優れている、というものではなくそれぞれに特徴があって、飲む人の好み次第。

コーヒーは嗜好品、自分の好みに従って楽しむのがいい。

ちなみに私は水道水で淹れている。味に不満はないし手軽に手に入るからね。

あと今回は特に言及していなかったけど、水のpHも味わいに影響を与えると言われている。

豆選びや抽出方法だけでなく水にまで拘り出したら、もうただのコーヒー好きじゃなくてコーヒーオタク名乗って良いのでは?

コーヒーの風味を決める上で最も不安定なのが「どんな淹れ方をするか」かな。

コーヒー粉とお湯の比率だったり、挽き目やお湯の温度などなど、変数がたくさんあって味を形作る上で大切な部分。

上手くそれぞれの要素を微調整して自分好みの味を探すのが難しいところでもあり楽しいところ。

豆の種類、焙煎度、風味の強弱を確認して豆ごとにどんな調整をすれば豆の良さを引き出せるか、を考えるのが楽しい。

あとは、触れておくべきは「ハンドドリップ」かな。

実は、ハンドドリップで味を安定させるのはとっても難しい。

なぜなら、「粉とお湯が触れている時間がよくわからない」から。

お湯を注いだらコーヒーの層を通過してサーバーに落ちていくわけだけど、連続的にお湯を注ぎ続けるのと数回に分けてお湯を注ぐのとでは粉とお湯の接触時間が微妙に違ってくる。

それに、ドリッパーの種類やお湯を注ぐ速さなんかでも接触時間に違いが出てくる。

そうなると「抽出時間(粉とお湯との接触時間)」が変わってくるから味わいも変わってくる。

コーヒーメーカーなら、設定通りに毎回同じくお湯を落としてくれるから安定するんだけど、人間の手作業だとどうしてもブレが出る。

ここがハンドドリップの難しいところでもあり、面白いところでもあるんだけどね。

それに、もう少し突き詰めると蒸らしはするのか、とか蒸らしの時間は?、撹拌するのか?などで風味に変化をつけられるから自由度が高いのが魅力。

ここまで考えるようになったら、「ようこそ。コーヒー抽出の底なし沼へ。」といってもいいかも?

コーヒーの風味を決める要因について書いてきたけど、正直すべてに気を配ってコーヒーを抽出するのはとても大変。

例えばお店でお客さんに提供するなら、スタッフ誰が淹れてもある程度同じクオリティのコーヒーを抽出できるようにしないといけないかもしれない。

だけど、あくまで家で自分が飲むために淹れるのなら、遊びに来た友人に提供するだけなら、それほど木を配ることなく自分が美味しいと感じるコーヒーが抽出できたのならそれでいいと思ってる。

だから私は、日々淹れるごとに変わるちょっとした風味の変化も楽しみながらコーヒーを楽しんでいる。

「ここを変えれば風味がこんな風に変わりそうだなー」なんて気軽に考えながらコーヒーを淹れて楽しんでほしい。

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