

Coffee Tools- 抽出器具 | 2025.09.04
フレンチプレスで始めるコーヒー|ビアレッティ「プレツィオーザ」レビューと使い方
一目でそれとわかる髭のおじさんロゴでおなじみ「ビアレッティ」。
イタリアンコーヒーカルチャーを支えているビアレッティといえばモカポットが有名だけど、今回紹介するのはフレンチプレス。もちろん髭のおじさんアイコン付きだ。
普段はハンドドリップでコーヒーを楽しむ私だけど、「ペーパー買い忘れた、、」ってときに愛用していてかれこれ4年ほど経ったかな。
ペーパーと違って金属フィルターで粉を濾すからコーヒーオイルまで余すことなく抽出できる一方、微粉が混じってしまうデメリットも。
そんな魅力や注意点も含めて、使用感やレシピを紹介します。
Bialetti(ビアレッティ)のフレンチプレス「プレツィオーザ」
私の愛用品は容量350mlの「プレツィオーザ」。
一度で大きめのマグ1杯分くらい抽出できる。
ちなみに1000mlサイズの「オミーノ」も販売されてる。


フレンチプレスに関しては「大は小を兼ねる」が通じないので注意。
抽出後にカップへと注がずに放置してしまったり注ぎ切れず残してしまうと、コーヒー粉から成分が出すぎて雑味が強くなる。
適切な抽出時間で液体をカップに移すことが大切なので自分に合ったサイズを選ぶのが吉。
ボディはガラス製。
目安も印字されているけど、粉の量や焙煎度で適切なお湯の量は変わってくるから個人的にはスケール推奨かな。
プランジャー(フタとフィルター)も特別な機構をしているわけではないのでパーツ数は少ない。




このプランジャーを押し下げていくことで液体と粉を分離させることができる。
見ての通り金属フィルターなのでコーヒーに含まれる油脂分も抽出できる。ただし、目が粗いので微粉が通り抜けてしまうデメリットもある。
パーツは以上。
他のメーカーの有名どころだと「BODUM(ボダム)」とか「HARIO(ハリオ)」とかがあるけど、基本的な構造に違いはないから味に大きな違いも生まれない。お好みで選んでいいと思う。
金額で選んでも良し、デザインで選んでも良し、素材で選んでも良し。
フレンチプレスの使い方
フレンチプレスはハンドドリップのように、「〇秒で〇ml注ぐ、、、」のような細かいレシピは必要なく、非常にシンプル。




味わいは「粉とお湯の比率」、「お湯の温度」、「粉の細かさ」などで調節することになる。
注ぎ方による味のブレがないから、お気に入りのレシピを見つけたら安定した味わいを再現できるのはハンドドリップにはない強み。
ただし、微粉が混じる。苦手な人もそれなりにいると思うし実際私は苦手。
カップの底の方は申し訳ないけどちょっと残す。


ペーパードリップともまた違った味わいで、ボディはしっかりありながらもオイルがあるからか全体的には丸みのある味わいになる。
私は微粉が苦手だからフレンチプレスを頻繁に使うことはないけど、たまーにこの味を飲みたくなるんだよね。
まぁ、好きも嫌いも個々人次第かな。
ちなみにレシピはこちらにあるのでよければ。
お掃除・お手入れ
個人的にフレンチプレスの最大のデメリットは洗う手間。
パーツ数はそれほど多くはないとはいえ、油脂分を落とすためにパーツごとに洗うことは必要だし、粉をすべて掻き出して洗わないといけない。


どのメーカーのフレンチプレスを使うにしても同じ。
愛用していくなら避けては通れないね。